早漏の原因を探り克服しよう

実は、早漏になる切っ掛けは思わぬところにあったりする。 10 代の初めでマスターベーションを覚える頃は、射精する快感に酔って、一気に射精まで達するマスターベーションの癖をつけてしまうものだ。その癖が大人になっても抜けず、セックスの時も射精をコントロールすることが苦手になる人も多い。

また、こんなケースもある。セックスをする環境が良いとは言えず、早く済ませなくてはいけない状態が続いて早漏になるケースだ。

若い人なら、「親に見つからないうちに」とか、夫婦なら、「子供が寝ている間に」とかになる。そこには、マスターベーションの快感やセックスの快楽を楽しむということが欠けている。その為、急かされ緊迫した中での行為となる。言葉を変えれば「焦りながら、怯えながら」セックスやマスターベーションしていることになる。

考えてみれば悲しい状況だ。楽しみたいことを、楽しめない環境の中でやるのだから、何か不都合なことが起きても決して不思議ではないと言える。それが早漏という形になって表れるとしたら、誰もその原因など気付きもしないだろう。

今述べたことは原因と思われる一部分に過ぎない。誰も好き好んで早漏になりたがる男はいないからね。 しかし、一旦「俺は早漏かも知れない。いや、早漏に違いない」 と思い始めると、妙に落ち着かなくなるのが男の心理だ。

そうなると、早漏のキーワードをネットで検索したり、書店でその分野の本を立ち読みしたりと、にわかに勉強家になってしまう。

しかし、見つかるのは早漏になってからの改善・克服方法が主で、その原因を詳細に伝える情報は少ないのが現状だ。

あなたがもし、早漏の改善や克服方法以外に、原因にも関心がお有りで、誰よりも真剣に早漏から脱出することを望んでいるのなら、これから私の話を聞くことはきっと無駄にはならない
はずだ。

なぜなら、早漏から脱出する鍵はそこにあるからだ。 これは、考えてみれば至極当たり前の話だ。 現状を(結果)を打開するにはまず、原因を探り当て、そこにメスを入れることがセオリーとなる。

では、早速あなたの早漏にメスを入れることにしよう!

早漏の原因は2つある

もし、あなたが早漏の知識をネットや本で少しは得ているのなら、その要因を大きく分けて2つあることはご存知のはずだ。

ひとつは精神的なことに根付いている習慣や先入観が引き起こす【精神的要因】だ。この要因は、男なら誰にでもある。だから、精神の歯車が何かの拍子に狂いだすと、昨日まで正常だった男でも突然“早撃ち”になっても不思議ではない。

しかも、それは一旦引き起こすと、その後の精神ケアの良し悪しで頻繁に起こり、長引くケースもある。

さて、もうひとつの要因だが、それは言うまでもなく【身体的要因】だ。これは主に、ペニスが刺激に対して過敏に反応することが原因とされている。その為、僅かの刺激でも簡単に射精に至ってしまう。

極端には、挿入前に、或いは前戯の途中で自分の意思に反して呆気なく果ててしまうこともある。これでは、本人にとってもパートナーにとっても悲劇だ。

自分が早漏だと自覚する人は、原因がペニスにあると思い込むことが多い。それはそうだ、早漏の症状が一番具体的に表れる場所だから仕方がないよね。

しかし、これは「ペニスが感じやすいから」ということではなく、「ペニスを介して射精の準備が整いやすいから」と考える方が正しい。

しかし、急にそんなことを言われても戸惑うはずだ。 このことは、後で詳しく解説することにする。

精神的要因により早く射精してしまう人

精神的要因は、もちろん心に病を抱えていることではない。だから、あまり大袈裟に考えないで欲しい。

大袈裟に考えなくてもよい訳はこれからお話しするが、おそらくあなたはその訳を聞いて「なんだ、そんなことか」と思うはずだ。 実は私もそう願っている。

精神的なこととは、早い話が「思い込み」だ。「俺は早漏なんだ」「また次もきっと失敗するんだ」と思い込むことでそのとおりのことが現実に起こり、それが更に思い込みに拍車を掛ける結果となる。

だから、抜け出すことは容易じゃない。「いや違う。俺はそんなことはないぞ!」というかも知れない。 それはそれで大いに結構だ。また、それくらいの気持ちでなければ自分の心も分析できないし、「思い込み」からも抜け出せないだろう。

その調子だ。頑張ろう!実は、「思い込み」にも2つの形態がある。 それは、「比較による思い込み」と「繰り返しの思い込み」だ。

比較による思い込みで早漏になるケース

比較による思い込みは字の如く、誰かと自分を比較して起こるものだ。つまり、自分より長持ちの人と比べ、 「俺にはとてもあんな真似はできない」 「もしかして、俺は早漏なのかも知れない」と思い込む訳だ。

これは、本人が早漏でなくても起こる「思い込み」だ。だが実際、本人は正常であるにもかかわらず、そう思い込んでいる人がかなりいることも事実だ。

だから私は、この「比較による思い込み」で起こる早漏のことを別名、“思い過ごしの早漏”と呼んでいる。

ではなぜこんな「思い込み」が起こるのか、もう少し探ってみることにしよう。実は、“思い過ごしの早漏”になる人はある程度限定される。

それは、比較的セックスの経験が少ない 10 代の若者に起こりやすい。経験が少ないことは、それはそのまま知識不足を意味することになるからね。

そんな「男の子」がアダルト映像や漫画、雑誌を見ることでその中の“超人”と自分を比べてしまうこともある。 超人を見ながら「セックスってこんなスゲーものなんだ!」と思い込んでも不思議ではないよね。

何にせよ、経験からくる知識が不足しているのだから自分がセックスする時も、同じことができると錯覚するのも当然と言える。

しかし、これはあくまでも“思い過ごしの早漏”だから、目を覚ますのも早い。仮に、AV男優と比べて「俺はおかしい」と思っても、その後セックスの体験を積むことで、自然と「比較による思い込み」は消滅して、「俺は普通で、あっちが超人なんだ」と分かる時が来る。

間違った知識さえ信じなければ、大した問題ではないはずだ。これは「男の子」が成長する上で、ひとつの階段と言ってもいいだろう。

しかし、成人男性でもアダルト映像を頻繁に見ることで、AV男優の超人さに強い願望を持つ人もいることは事実だ。だが、本当の早漏とはどんなものか知っているはずだから、 「自分の持ち時間内」でテクニックを試すことや、プレイを楽しむ工夫へと意識は傾いて行くのが普通だ。
それに「自分の持ち時間内」のセックスで、パートナーが特に不満を訴えなければ早漏ではないと考えるべきだ。これも、改善策を投じるほどの問題ではあるまい。

悪い経験やプレッシャーが原因で早漏になる場合

「比較による思い込み」が経験と知識不足が原因で、外からの情報を正しく判断できないことで起こるのに対して、「繰り返しの思い込み」 は「悪い経験」が元で起こる「思い込み」だ。

「悪い経験」とは、もちろん早漏で味わった苦い体験のことだ。この体験が精神的障害となり、セックスの度に「悪い暗示」を自らに掛ける。

セックス+苦い体験=思い込み と言う単純だが簡単には崩せないパターンができあがる。しかもそれは条件反射的に繰り返されることになるから厄介だ。

本来、「精神的要因」とは「繰り返しの思い込み」のことだと思ってもらいたい。従ってこの先、「精神的要因」を持ち出す時は、「繰り返しの思い込み」を指していることを了解して欲しい。

では、なぜこのような「思い込み」ができ上がってしまうのか?そこのところを探ってみよう。人が何かに失敗する時は技術的なこともさることながら、 気持ち的なことが大いに影響することは、あなたも経験上理解できると思う。そして、そんな時は決まってこんな精神状態になっていることが多い。

「上手くやろうとして焦る」「プレッシャーを感じて焦る」という状態だね。この「焦り」は一見、セックスの経験を積めば改善できそうに思われるけど、それにはある条件が必要になる。 それは「良い経験」であることだ。

「繰り返しの思い込み」で早漏になっている人はこの経験が極めて少ない。そうなれば当然、自信を持つこともできない。 このことは某製薬会社のアンケート結果にも表れている。アンケートでは、「早漏だ」もしくは「早漏の時がある」と答えた人のほとんどは、セックスの度に「また今度も早く終ってしまうかも知れない」と予感していることが分かっている。

早く終る予感がする程度なら、それはまだ「思い込み」の一歩手前だ。しかし、予感が度々的中すれば嫌でも「思い込み」に変わってしまう。そんな経験なら、積めば積むほど自信を失くしていくことは明らかだ。

この流れから脱出して自信を取り戻すには、記憶に「良い経験(思い出)」を植え付ける以外にない。その為の打開策を講じて、なんとか「焦り」を寄せ付けない免疫的な強い精神を手に入れたいところだ。

だが、その前に「焦り」の出所を探っておく必要がある。多分、あなたも今までにセックスで「焦り」を感じたことがあったはずだ。そんな時のことを思い出して、「焦り」の正体を探りだして欲しい。

内容は重複して構わないから、できれば書き出してもらいた。細かい点を除けば、だいたい下に書き出したものと一致するはずだ。

A グループ
○相手を満足させたい
○相手にセックスが上手いと思われたい
○相手にセックスが強いと思われたい
○相手に好かれたい・嫌われたくない
○相手に飽きられたくない

B グループ
○相手からオーガズムを要求された
○相手から上手なセックスを要求された
○相手から長時間のセックスを要求された
○相手からセックスが下手だと言われた
○相手からワンパターンだと言われた

まだあるかも知れないが、「焦り」を抱く心境になるにはこれくらいあれば十分だろう。これをもっと気持ちの深い部分で感じるには「相手」を 「大好きな人」に代えて読んでみて欲しい。 更に「焦り」の感情を強く感じるはずだ。

最初に A グループに注目して欲しい。何か気付くことはないだろうか? そのとおり! これは「男の性的欲望(本能)」そのものなんだ。 と言うことは、「焦り」は男の性的欲望から出ていると判断できるね。

男はセックスで性的欲望を満たそうとする時、上手くできれば充実感が待っている。しかし、「できそうもない」と思った時から次第に「焦り」を感じ始める。

そうなればリズムが狂って当然だ。おそらく、こんな時はいつもより早く終ることになる。

では、B グループはどうだろう。これらはオーバーな言い方をすれば、「強要」だ。こんなことを言われて気持ちに何の動揺も起こらない男は滅多にいない。少なくとも早漏にとっては「プレッシャー」になることは確かだ。

A グループのような「欲望」は、気持ちの中にそっとしまって置けば「欲望」のままの形を保つことができる。その欲望をいつかは叶えようと、密かに思いをめぐらすことは男なら誰でもあることだ。

しかし、B グループのように強要された途端に「欲望」は 「プレッシャー」となって男に圧し掛かる。

正常な人ならパワーに換えることもできるが、早漏にはだいぶ荷が重い。強要されたことは、しっかりと「悪い記憶(プレッシャー)」として頭に残る。そうなると次にセックスをする時は、 「悪い記憶(プレッシャー)」を跳ね返すだけの、更に強い精神的パワーが必要になるんだ。

しかし、残念ながらそのパワーが欠如しているのが早漏だ。ただ焦るしかない。焦り始めると全てが散漫になり、射精をコントロールする神経さえ上手く機能しなくなる。その結果、「早漏へまっしぐら」となるわけだ。

以上のことからも、B グループの「悪い記憶(プレッシャー)」の出所は A グループと同じ、男の性的欲望から出ていることがわかる。B グループは下記のように、ただ A グループを強要された形に変えただけだ。

●相手を満足させたい

○相手からオーガズムを要求された

●相手からセックスが上手いと思われたい

○相手から上手なセックスを要求された

ここでもう少し「焦り」や「プレッシャー」について話しておきたい。退屈かも知れないが、あと少しの辛抱だ。 頑張れ!

それでは、「焦り」や「プレッシャー」は、男にとってセックスの邪魔になるだけで、まったく不要なものなのか?この答えは NO だ。

繰り返しになるが、「焦り」や「プレッシャー」は男の性的欲望から出ている。このことを理解していれば、全て取り除くことは危険ということも分かるはずだ。なぜなら、「焦り」や「プレッシャー」を取り除いてしまったら、セックスの欲求も半減してしまうからだ。

「相手を満足させたい」「上手なセックスで好かれたい」そんな気持ちがあるからこそセックスにも熱が入るというものだ。

極端な話が、早漏が「思い込み」から解放されるときは、「焦り」や「プレッシャー」を味方に付けた時だ。ここで「精神的要因」の解決策のヒントがひとつ出たことになる。所詮、男から・・・いや、人から本能を取り除くこと自体が不可能なことだ。

だから、「焦り」や「プレッシャー」を味方に付けることが 一番の解決策となる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする