刺激に慣れさせることで射精を遅らせることができる

身体的要因による早漏の克服法を手っ取り早く説明する為に、「精通」の時のことを思い出していただきたい。「精通」はマスターベーションを行って初体験を踏むのが一般的だね。その時の感覚と射精までの時間を思い出してもらいたい。

感覚としては、痛いような快感が前立腺から発せられ、少し怖いような気持ちに襲われたのではないだろうか。

しかし、止めるにやめられない不思議な快感があり、射精まで到達することになる。ここまでの時間は決して長くはなかったはずだ。呆気なく終ってしまうのが普通だ。

しかし、この感覚はマスターベーションを続けていくうちに少しずつ薄れていったはずだ。これはペニスや前立腺が刺激に慣れてくるためだ。それに連れて射精までの時間も長くなったはずだ。

この現象はマスターベーションだけでなく、セックスに於いても同様だ。長期に渡って射精する機会がなかった場合、再び射精をすると「精通」とよく似た感覚に戻ってしまう。射精までの時間も以前と比べれば短くなる。

つまり、射精を長く中断していると、それに比例して射精までの時間は短くなる。これは理屈ではなく、誰でも体験できることだ。

早漏を自覚する人の多くの人は、セックスの回数が少ないことは既にお話したとおりだ。標準的な回数を決めることは難しいが、1ヶ月に2、3回程度では誰が考えても決して多いとは言えない回数だ。

もし、これくらいのペースで射精する機会を持ち、尚且つ早漏だと自覚しているようなら、単純に射精の回数を増やすことで解消できる早漏は大変多い。

射精の回数を増やすことは、ペニスへの刺激が増えることだ。つまり、ペニスを刺激に慣れさせて鈍感にすることで改善の効果があるということでもある。

しかし、このことを突き詰めて考えると最後には“思考切り替えスイッチ”を切り替える方法に行き着いてしまう。なぜかと言えば、射精は交感神経の働きで起こることで、早い話が「射精はペニスで起るのではなく、頭で起こる」ということになからだ。

そうなると、いくらペニスを刺激に対して鈍感にしても、交感神経が優位になることを邪魔しない限りは無駄ということになる。

しかし、実際にはペニス自体に神経もあり、痛さも感じれば快感も感じる。それさえも頭の神経と繋がっていることは分かっている。だけど、直通になっているわけじゃない。

それぞれの違う器官や組織を経由して初めて脳神経に達する。長く使われなかった経路を再び使い始めた時、その伝達能力に変化が起こるのは、中断している間に本来の能力を取り戻したとは考えられないだろうか。

その表れが、射精を中断した長さと射精までの時間の関係だと推測できる。射精自体は交感神経の働きで起こるが、射精中枢を刺激して 射精を促進する信号を送るのは、ペニスが刺激を受た時だ。

従って、ペニスが敏感過ぎれば活発に信号も送られることになる。そうなると当然射精感覚も促進され、早漏の原因となり得る。

敏感過ぎるペニスを、刺激に慣らすことは射精感覚の促進を鈍らせる効果がある。神経は使い過ぎれば擦り切れるものだ。そこまで極端ではないにしても、エクササイズで刺激を積極的に与えることで鈍感にすることは、射精コントロールに役立つことは確かだ。

早漏克服のためのエクササイズの要点と注意点

【身体的要因】の解決策は、射精する経路を刺激して慣らし、鈍感にすることだ。しかし、その為に必ずしも射精をする必要はない。射精の寸前、もしくは射精を確認できそうな感覚を確かめるだけでよい。

解決策は、この感覚を段階的に確かめて覚えることになる。射精感覚を確かめるにはマスターベーションによるエクササイズが容易で効果的だ。

初めからパートナーを相手にエクササイズしても構わない。しかし、根気よくあなたのエクササイズに付き合ってくれる相手でなければ効果は上がらないと思っていただきたい。

また、エクササイズする為に、お金を使ってパートナーを得るには、不経済だし、時間も思うようにならない。安直だか、ここは一番手間がかからないマスターベーションでエクササイズを始めたほうがいいだろう。

もっとも、最終的にはパートナーとエクササイズすることになり、それが普段のエクササイズと成り得る。エクササイズの中では、思考切り替えスイッチ”の起動も同時に行う。その際は何度も試して、まずはスイッチがあることを確かめてもらいたい。

感覚としては、ペニスの快感が急に消滅したり、快感が一定以上に増幅しなくなる感じだ。エクササイズでは、2つ用意していただくものがある。

1つはローションだ。
これは、ペニスを摩擦から保護する役目と、少しでも女性の体内に近づけるものだから是非用意して欲しい。更にもっとリアルな感覚を得るなら、オナホールの使用も勧める。ローションとオナホールはネット通販で簡単に入手できる。

もう1つは、エクササイズをゆっくり実践できる空間だ。自室があれば問題ないが、ない時は工夫して作ってもらう以外にない。

では、エクササイズの手順に入る。手順としてはまず、ペニスの感覚を 10 段階に分けてそれを覚える。つまり、レベル1~レベル 10 までの感覚だ。この 10 段階の感覚を覚えることがエクササイズでは重要になる。しかし、10 の感覚を全て細かく覚える必要はない。

実際のエクササイズで必要なのはレベル7までだ。そして、覚える感覚(チェックレベル)も3つ、もしくは2つだけでよい。

エクササイズは3段階に分かれているが、共通していることがある。レベルが上がったら下げて、そしてまた上げる反復をくり返すことだ。高低のレベルの反復を繰り返すことで、自分の興奮レベルが分かるようになり、射精まで感覚をコントロールできるようになる。

早漏にとってこの感覚を覚えることは必須条件になる。

●エクササイズの注意と要点
エクササイズで一番重要なことは、マスターベーションに対して恥ずかしさや、嫌悪感、等の特別な感情を持たないことだ。

これは早漏を克服するエクササイズであることを自分に言い聞かせることが重要だ。もっとも、そんなことを言い聞かせるほどあなたは子供ではないと思うが。

エクササイズに性的快感が伴うことに、どうしても納得が行かない時は、この方法で早漏を克服することはきっぱりと諦めた方がいいだろう。納得がいかないまま続けても、成果など上がるはずもない。

だが、その前に納得できない理由を自分の中でハッキリさせておいた方がいい。そして自分はどうしたいのか、どうなりたいのかを再確認して、どんな方法ならできそうなのか、答えを出してから止めても遅くはない。

それを考えるには、今はよい機会でもある。しかし、このエクササイズはいつまでもマスターベーションに頼っているわけではない。前述したとおり、次の段階では普段のセックスがそのままエクササイズとなる。

では次に注意することを2点述べる。 一つは必ずローションを使用すること。もう一つは、絶対にペニスを強く握らないことだ。無用に強く握ってエクササイズすると傷つくことがある。 そうなるとエクササイズにも支障をきたす事になりかねない。また、遅漏の原因にもなる。

エクササイズでの手の動きは平坦にならないようにする。 ペニスを満遍なく全体を刺激することを忘れないことだ。女性の体内に入っていることを想定して、柔らかくしなやかに変化をつけてエクササイズを施こすことが重要だ。

決してただの往復運動にならないようにすること。感覚を掴むまでは、“思考切り替えスイッチ”は試みない方がよい。まずは、ストレートに自分の感覚を確かめることだ。

エクササイズでのレベル別快感レベル

エクササイズでの快感レベルについて説明する。

・レベル1
快感はまったく感じない。このレベルでは、ペニスに触れる程度の刺激を与える。決して強く握らない。

・レベル2
軽い快感を覚える。ここからは普通にマスターベーションの要領で行う。

・レベル3
柔らかいが、確かな快感を感じる。ここはチェックレベルで大事なポジションになる。レベルを上げる時は、常にこの位置まで一旦下がってから再び上げることになる。

レベルを下げる時も、エクササイズ終了時に行うクールダウン以外は、レベル3より下げない。従ってここは頻繁に行き来する重要なポジションだ。しっかり覚える必要がある。

・レベル4
確かな快感を感じる。レベル3との距離は僅かしかない。

・レベル5
射精するまでの中位の感覚。ここもチェックレベルだ。しっかり体感で覚えること。できれば、ここからどれくらいの時間で射精寸前まで達するのか、エクササイズの度に確認しておくこと。エクササイズの成果の目安になる。

・レベル6
レベル5より更に強い感覚。実際、このレベルを判断することは難しく、7なのか、6なのか迷うかも知れない。 射精を我慢している感覚がなければそこを7と考える。

全てのレベルとレベルの感覚的な距離は僅かしかない。チェックレベル以外の感覚はレベルの数字に拘らず、アバウトでも構わない。

・レベル7
快感はあるが、射精を我慢するほどでもない感覚。 この時点で、射精までの時間がはっきりわかる。 ここが一番重要なチェックレベルで、基本のレベルでもある。 早漏の人は、このレベルを分かっているようで分かっていない。何度も反復して覚えること。

繰り返すが、レベル7は射精を我慢するほどの感覚であってはならない。 「射精を我慢する」の意味は、射精したい衝動を抑えることではなく、エクササイズの刺激によって自動的に起こる射精の生理を我慢するということだ。この点を踏まえておかないと、どのレベルでも我慢が付きまとうことになる。

実は、レベル7にはもっと大事な役割がある。エクササイズでの最高レベルは、7までしか使わない。 レベル8以降の解説を読めば分かるが、8~10のレベルは射精をする為のレベルになっている。このエクササイズでは、射精することは考えない為、8~10は必要ない。

レベル7は射精を我慢する必要のない最高の地点 であり、 レベルが8に上がった時は、“思考切り替えスイッチ”を使って7まで、あるいはそれ以下に下げる必要がある。

ただ、長時間ピストンを続けるのであれば、レベルは1か2以外は必要ないだろう。しかし、現実のセックスでは、それはあり得ない。レベルは徐々に上がってくる。

セックスをしている快感を得ながら、尚且つ長時間のピストンを望むのであれば、やはりレベル7か6は必要になるだろう。そんなことを踏まえて、“思考切り替えスイッチ”でキープするレベルは、7が適している。

射精感覚が迫ってきたと感じ始めたら、すかさず“思考切り替えスイッチ”をオン状態にすることでレベル7をキープできるようにしたい。

しかし、初めからこの感覚を覚えるのは難しい。特に、レベル7と6は判断が難しいが、エクササイズの目的はレベルの上昇を下げることにあるので、それが6であろうと、5であろうと、その辺はアバウトであっても構わない。

感覚を覚える為には、エクササイズをしながら体で覚えるしかない。レベル8と7の違いは、誰でも明確に分かるはずだ。エクササイズを始めると、おそらく、この二つの感覚を行ったり来たりすることになると思うが、それでよい。

エクササイズの目的は、レベルが上がったら、如何にして下げることができるかを、確かめることにある。レベルを下げるには、“思考切り替えスイッチ”のオン状態をキープすることだ。これは射精をコントロールすることと直結することでもある。

従って、セックスの時でも、エクササイズの時でも、常にそのことを頭に置いておくことが重要になる。

・レベル8
我慢しないと射精に至る感覚。つまり、射精を耐えることができる限界のレベル。オシッコを止める肛門括約筋や骨盤底筋(PC 筋)を使って抑えないと射精してしまう。

このレベルをキープすることはかなり辛さを伴う。辛いエクササイズは長続きしないものだ。そんな理由からレベル8はエクササイズから外している。 しかし、辛いエクササイズを実践することが苦にならない人はレベル8を含めてエクササイズしても構わない。

・レベル9
ここまで到達すると、後戻りはできない。仮に手の動きを止めても射精を止めることは不可能。

・レベル 10
オーガズム。射精に至る。

なかなか言葉では説明しづらい部分があるので、自分なりに感覚を掴む以外にない。感覚を掴むコツは最初にレベル7をおおよその感覚で設定して、そこから下のレベルを覚えること。もう一度言うが、レベル7は射精を我慢するほどの感覚であってはならない。エクササイズ後に射精するかどうかは個人の判断となる。

以上のレベルを感覚で覚えながら次のようにレベルをコントロールする。初めの段階では 20 分間のエクササイズを実践する。

初期レベルでのエクササイズの具体例

初期レベルエクササイズの目的
チェックレベル3と5を何度も反復しながら、流れとして感覚を掴み、興奮(快感)レベルを再確認する。また、中レベルの興奮(快感)でコントロールの感覚をマスターする。

1)レベル1から徐々にレベル3まで上げていく。

2)レベル3まで到達したら、そのレベルのまま 10 分間キープする。キープされている状態とは直線的な感覚の継続ではなく、緩やかな波状の感覚が周期的に起こり、エクササイズの手がほとんど止まらない状態のこと。

キープされていない状態とは、波状の感覚にあまりにも高低差があり過ぎて、レベルを保つためにエクササイズの手が頻繁に止まってしまう状態のこと。

キープのコツは手の動きを感覚に合わせて、強弱とスピードを微妙にコントロールすることにある。このコントロールは、実際のセックスでもたいへん役立つことなので繰り返し実践することだ。

3)レベルが上がりそうになったら手の動きを止めるか、緩やかにする。そして再度キープすることを心掛けながらゆっくりレベル3まで上げる。

4)10 分過ぎからは徐々にレベル5まで上げる。その状態で終了 1 分前までキープする。ここでもレベルが上がりそうになったらレベル3まで落とし、再度レベル5まで上げる。これがチェックレベルの反復だ。

こうして、下限をレベル3に置いて何度も繰り返すことが重要になる。感覚が高まったら下げる。この操作はセックスでも同じことを繰り返すことになる。

従って、これが上手くできないと早く終ることになる。反復を繰り返す目的は、感覚の鈍化とコントロールを身に付けることにある。

5)終了1分前になったらレベルを徐々に落とし、レベル1か2で終了する。この後に射精してもよいが、レベルの感覚を確かめながら行うようにする。

以上が初期レベル 20 分間のエクササイズだ。このエクササイズを1日1回、1 週間で最低3回のペースで各レベルの感覚をマスターすること。

また、勃起を継続するための工夫は各々の判断で行う。しかし、このエクササイズは、レベル感覚を掴む為のものであるから、エクササイズの以前に掴んでいる人も多い。従って、そのような人は、「初期レベルエクササイズ」は省略して、次の段階へ進んでも構わない。

初期のエクササイズだけでなく、レベルを3つくらいに分けて反復の感覚を体で覚えるだけで、セックスでも余裕ができる。その結果、思考スイッチを切り替えることも容易になる。

終了する際にレベルを1か2に落として終る理由は、自分とエクササイズ終了へのけじめだ。クールダウンと思ってよい。レベルの高い位置からいきなり終ることは精神的に辛いものがある。
また、射精して終了する場合は、尚更どこかで区切りを付けないと、ただのマスターベーションになってしまう。レベルを一旦下げて動きを止めて、その日のレベルの感覚をしっかり受け止めてから射精することを勧める。

私もこれでセックスの時間が長くなった射精コントロールエクササイズ

実用レベルエクササイズの目的
このエクササイズでは、レベル7の再確認と“思考切り替えスイッチ”の効果を体験すること。更に、高レベルの興奮(快感)でコントロールの感覚をマスターすることが目的となる。

所要時間は 30 分。エクササイズの仕方も平坦なリズムと動きになってはいけない。なるべく変化を持たせて、ペニス全体を満遍なく刺激するように心掛ける。

1)レベル1からレベル3まで徐々に上げていく。

2)レベル3まで達したらそのまま5分間キープする。ここから思考スイッチの切り替えを終了まで数回試みる。 仮にうまくできなくても、今はそのままでよい。

3)5分間のキープが終ったらレベル5まで徐々に上げて、そのまま 10 分間キープする。手の動きの加減でレベルを保つようにして、なるべく止めないようにする。 それでもレベルが上がったら手の動きを止める。

4)10 分間のキープが終ったら、一旦レベル3まで下がって、レベル 7 までゆっくりと上げる。そのまま終了 1 分前までキープする。レベル7になるとレベル5よりもかなりキープが難しくなる。もしレベル8まで上がり、射精しそうになったら、 手を緩めるよりも完全に離してしまう方が良い。

レベルが上がれば上がるほどキープできる時間は短くなるがそれでよい。感覚の山と谷を何度も繰り返すことになる。レベル7をキープする時、射精を我慢する苦痛が伴うようならば、それはレベル7ではない。

全てのエクササイズの感覚はペニスを通して前立腺にも達している。この感覚はレベルが上がれば上がるほど強くなる。それに伴い、レベル8まで簡単に上がりそうになる。

レベル7をキープするには、エクササイズの手はもっと緩やかなものとなる。レベル7の判断はそのようなキープの状態も含めて判断する。

5)終了 1 分前になったらレベル1か2まで下げて終了する。 以上の 30 分間のエクササイズを1日1回、1 週間で最低3回のペースでスイッチを十分体験できるようになるまで行うこと。更に時間を延長して 40 分間のエクササイズも2回実行すればベストだ。

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