セックスに関する間違った俗説とその情報

世の中には間違ったセックスが蔓延しています。それはもう、さも常識のように、様々な情報・俗説がメディアで取り上げられてきているのです。

オーガズムが何かを理解した次は、実践的なテクニックへと移る前の準備として、これらの誤解を解消し、思い込みと捨てていく作業に入っていきましょう。ここでは、セックス・オーガズムにおいて障害となりうる、誤解について解説していきます。

ペニスについての誤解
ペニスが大きいほうがイキやすい、まったく誰が作り出した俗説なのでしょうか。

オーガズムに性器のサイズは全く関係ありません。

パートナーが変わると「前のパートナーのサイズの方がよかった」などのように嘆く女性がいますが、そもそもピッタリのサイズというものは存在しません。

そもそも、膣の内壁は収縮しますので、ペニスのサイズは影響しないのです。

これは女性側の思い込みですが、ペニスを持つ男性の方が、その悩みは深刻です。

確かに、「サイズだけ」で考えれば、民族的に日本人は外国人に劣ります 。

ペニスの「サイズだけ」でも同じ。しかし、サイズで劣るからと言って 、オーガズムに影響するというのは、女性の膣の構造からしてば、まったく通らない誤りです。

また、大きければいいわけでなく、長いと柔らかい傾向にあります。これはAV女優から聞いた話ですが女性さんからすると、外国人男性の長いペニスはあまり気持ちよくなく(つまりは演技であえいでいるわけですね)、日本人の方が断然いいのだそうです。これは、日本人同士 ということを差し引いても、ペニスのサイズが影響しないという根拠として考えられる話です。

また、オーガズムはペニスだけで行われるものではありません。それはこの先のテクニックで紹介していきますが、セックスに関わる全ての流れがオーガズムの重要な要素になるのです。挿入は、そのうちの何割かに過ぎません。

また、日本人のいい所は、「相手を思いやる」気持ちにあると思います 。

相手を思いやった上で、自分も楽しむ。そういうセックスこそが、実はオーガズムに最も近いのです。

大きなサイズのペニスでガンガン突くのがオーガズムに近い、という俗説は今すぐ捨て去り、相手を思いやって自分も楽しむセックスを心がけましょう。

「大きけりゃいいってもんじゃない」というのは、相手を思いやる発言であれば、それは大正解なのです。

早漏に関する誤解 射精は我慢する必要がない

まず、射精を我慢する必要は “ない ”と断言します。

確かに、早いよりも遅いほうがいいのかもしれませんが、だったらどれくらい長ければオーガズムを迎えることができるのでしょうか?

「早漏では女性にオーガズムを感じさせることができない」というのは 、男性にとってある種の強迫観念にまでなりつつあります。

この俗説は、「オーガズムはクリトリスではなく、子宮で感じるもの」という所から発展したのだと推測できます。

確かに、子宮で感じるという点では正解ですが、子宮を長く突けばいいというのは誤りです。

一般的に、日本人の平均は5分程度と言われていますが、それでもオーガズムを迎えるには充分な時間です。

オーガズムは挿入によってのみ得られるわけではありません。全てのプロセスがあって初めて本当のオーガズムが迎えられるわけですが、特に重要なのが「愛撫」です。

そもそも、大きなペニスを持っている民族は「愛撫」を軽視しがちです 。

個人の世界に没頭しがちな「オナニー寄り」のセックスでは、そんなことを考えないわけです。

しかし、愛撫はオーガズムにおいてとても重要な役割をもっています。

正しいテクニックを身につけることができれば、指先のタッチで、さらに女性を快感へ導くことができるようになります。

女性にとって、気持ちの良い愛撫をしてくれるセックスと、ただ挿入だけのセックス、どちらが良いかは言うまでもありません(たとえどんなに挿入しても、です)。

最近の日本人男性も、どうしてもキスや愛撫を“補助的なモノ ”、下手をすると“なくてもいいモノ ”と認識してしまいがちです。とんでもない !

それでは射精はできても、永久にオーガズムを得ることはできません。

愛撫は確かに補助的なものかもしれませんが、相手が気持ちいいと感じるテクニックで補うことができれば、女性を満足させることが可能なわけですし、あなたも「挿入で満足させる」という気負いがなくなるわけで、我慢することなく射精することができる筈です。

いずれにせよ、射精を我慢する必要はありません。ただ、重要なのは“射精で終りにしない ”こと。相手が満足するようなテクニックで補い、また回復するようであれば挿入をすれば良いのです。

射精=終了という思い込みを捨て去れば、オーガズムはさらに近づいていきます。

セックスの相性に関する誤解

ペニスのサイズと並んで女性が良く口にするのが、この「相性」です。

セックスの良し悪しには、身体の相性というものが影響しているという俗説です。
「イケないのは、身体の相性の問題」
「イケるのは、身体の相性が良かったから」

そう思っている女性は、大変多いようですし、現にそういった「相性」を推奨して、多くの人と身体を重ねることで本当のセックスパートナーを見つけるという情報も紹介されているようです。

この誤解、実は半分正解、半分誤りです。

誤りなのは、肉体の範疇。肌と肌の接触において、相性というものは存在しません。ペニスや早漏などの問題も、本当のオーガズムにとっては全く関係ありません。

逆に、正解なのは、精神的な要素です。オーガズムにおいては、精神的な面で相性が重要視されます。

これは、単に性格が合っている、気が合えばいいわけではありません。

オーガズムはそれほど簡単なものではありません。もちろん、心を込めて相手を思いやってセックスすれば必ずオーガズムを迎えることができるわけでもありません。

では、その心理的相性とは何か、それは「相手への思いを追求することができるか」という点にあります。簡単に言えば、どこまで相手のことを考えてセックスができるか、という点にあります。

心理的要素としては、男女の間において、このバランスが非常に大切なのです。

当然、片一方の気持ちが足りないのでは達成することはできません。両方が良いバランスを保って、高みになくてはならないのです

つまり、「そうやって思える相手かどうか」という点では相性は存在しますが、これは解消することができます。お互いに思いやる気持ちが極まっていれば、心をオープンにして、話し合いでも身体を重ねることでも何でも方法が自然と生まれてくるはずです。

ですから誰とでも心をオープンにできる可能性というのはあるわで、そういった意味では相性というのは存在しないでしょう。

心も身体も、相性という思い込みを捨てて、お互いに(ここ大事)オープンになることが、オーガズムの重要なポイントです。

オナニーに対する誤解

オナニーについて言えば、まず女性がオナニーすることへの誤解が大きいように思えます。

よく、オナニーを良くしている女性は、感度がいい、つまりイキやすい、と考えられていますが、これは大きな間違いです。

イキやすい、という意味で言えば、オナニーをあまりしない女性、経験が少ない女性の方が、比較して本当のオーガズムを感じやすいと言えます。

女性のオナニーは、男性の性器に値するクリトリスでイクことが多く、その刺激に慣れてしまうと、クリトリスでしかイケなくなってしまうのが現実なのです。

オーガズムは身体全体、子宮全体で感じるものですから、逆に子宮の刺激が鈍く感じてしまう傾向にあります。

これは男性にも似たようなことがあり、ペニスを自分でしごいてオナニーをしすぎると、挿入時の快感が薄れてしまうということが、最近良く言われています。

膣は、手ほどの圧力がかかるわけではないので、挿入したときに「なぜこれが気持ちいいのか」と思うのは当然かもしれません。

ペニスとクリトリスは、人体的にほぼ同じ器官ですから、このケースと同様に考えてもいいと言えます。

ですから、「クリトリスを触ってイク」という事は、ペニスをしごいているのと同じで、射精と同じでイッた終りという、実に寂しいものなのです。

このように、オナニーとセックスのオーガズムは全くの別物です。

オナニーをするなとは言いません。自分の感じる場所を確認するという意味では、オナニーはすべきですが、単に快感を得るだけのオナニーは危険です。セックスを単なる「摩擦」ということで認識してしまうと、最終的にはセックスを楽しめなくなってしまう可能性があります。

また、オナニーがセックスの練習になる、という誤解も多いようですがこれも大きな間違い。

昔の雑誌やHOW TO本には、オナニーは持続力や勃起力を高める訓練方法として紹介されていたようです。ですが、それを実践して大成した人の話を聞いたことがありません。

そもそも、オナニーはひとりでするもの、セックスはふたりでするものですから、単にペニスをしごくことで何の練習になるか疑問です。

オナニーとセックスは別物と考え、何かそこからセックスへ結び付けようなどという考えは捨て去るべきなのです。

私はオナニーをあまり推奨していません。それは、「セックスではかえってストレスが溜まるから、オナニーをする」と考えている人があまりにも多いからだといいます。

何度も書いていますが、セックスとオナニーは別物で、代わりにはなりません。そして、セックスでストレスが溜まるなら、不満のない、ストレスが生まれないようなセックスをする、という方が前向きな考え方ではないでしょうか。

体質に関する誤解

たまに「私はイカない体質なんで」という女性がいます。

ですが、健康な身体であれば、所謂 “不感症”は存在しません。感じないのは、何らかの原因があるはずなのです。

人間が感じるのは身体ではなく “脳”です。肉体に接触した感覚が神経を通り、脳がその信号を判断しているのです。

良く例に挙がるのが、恋人と痴漢で、触り方が同じだったら、どちらも気持ちいいと感じるかというと、決してそうではない筈です。

このように、気持ちいいと感じるのには “気持ち”“ 心”“ 思い ”などの要素が強く影響しています。

ですから、体質などは全く関係なく、ほぼ100%心理的要素から来る問題だと言えます。

不感症の女性の多くは、性的なものに対して否定的だったりします。セックスを悪と考えている人もいるくらいです。

ですから、イカない女性は、その心理的問題を排除することが最優先だと言えます。

それが理解できない男性は、「イカない女性」を早々に諦めてしまい、さっさと挿入して自分だけ切り上げてしまうのです。

これでは、いつまで経っても、その女性がオーガズムを感じることはできません。

逆に、心理的問題を丁寧に丁寧に解きほぐし、解決することができれば 、それこそ劇的に、その女性の考えは変わります。

セックスに対する大きな変化が訪れることは間違いありません。

これを解決するには、やはり “対話 ”しかありません。会話としないのは、単に口から発する言葉だけではないということです。相性の所でも書きましたが、いかにお互いの心をオープンにできるかが重要になってきます。

あなたが本当に心を開かなければ、相手は決して心を開くことはないでしょう。

また、セックスをすることでそうした女性の誤解を取り除くこともできます。百聞は一見にしかず、まずは経験することで相手の固定概念をと取り去ることもできるのです。

いずれにせよ、男性の側からすれば、相手の不感症をそのまま受け取らないこと、感じないからと言って諦めないことです。本当にパートナーを思いやって、相手と気持ちのよいセックスをしてオーガズムにたどり着きたいと思うならば、面倒なことなど何一つない筈です。

大人のおもちゃに関する誤解

バイブ、ローター、電気マッサージなどの道具は、気分を盛り上げたり気分転換、ちょっとしたエンターテイメントのためのグッズとしては有効です。

しかし、それで得られるのは、オーガズムではありません。

機械は疲れ知らずで、いくらでも人間を責めることができます。アダルトビデオでも、AV女優さんが「死ぬ! 死ぬ!」と口にして性器を延 々と攻め続けられるものがよくあります。

しかし、これは恐怖のあまり、こわばった、恐ろしい表情になっていることにお気づきでしょうか。

終ったあとは、「助かった」「ようやく解放された」のような表情でグッタリしている。これは、セックスで得られるオーガズムとは、全く異なるのです。

ひどいケースでは、道具が女性のトラウマになることもあるそうです。

バイブに恐怖心を持って、モーターの回転音を聞いただけでも表情が凍りつく女優さんもいるとのこと。

こうした無機質なセックスは、道具にレイプされていると言っても過言ではありません。感情を持たないマシンに、ただ身体を壊されそうになるのでは、女性にとって気持ちがいい訳がないのです。

もちろん、アダルトビデオだけでなく、最近の若い人たちの間にもこうしたセックスが蔓延していることを残念に思います。

単に皮膚の摩擦のみのセックス(つまりオナニーのようなセックス )を追求していくと、オーガズムに近づくどころか、心に傷を負ってしまいかねない。

そうなると、正しいセックスを楽しめるようになるまで、大変時間がかかるのです。

道具は、パートナーと良く話し合った上で、それが目的とならないように使うことが大切です。

そして、本当ならば、道具を使わないセックスを心がけてほしいと思います。ですから 、このセックスマニュアルでは、身体ひとつでオーガズムを迎えるための方法のみを紹介しています。

sexのハウツー本にかかれていることは正しいという誤解

ほとんどの皆さんは、これまでにセックスのHOW TO本などを何冊か読んだことがあるのではないでしょうか? なかったとしても、男性向け雑誌などでテクニックを紹介する記事を目にしたこともあるのではないかと思います。

そういった本を通り過ぎ、このホームページにたどり着いた方、やっと巡り合えました。ご苦労様でした。本格的なセックスへの導入として手にされた方は、遠回りしないで済みました。幸運をつかめましたね。

さて、こうしたHOW TO本などに書かれている内容というのは、本当に役立つものなのか。巷に溢れているHOW TO本に“何か ”が足りていないことが多いのです。
セックスでオーガズムを迎えるために必要なのは、テクニックではありません。このテクニックとは、手の動きをどうの、腰の角度をこうだ、とか言う方法論だけを指します。こうしたテクニックだけが書かれていても、それを読んだだけでは本当に役立つレベルには行きません。それが、足りない “何か”なのです。

さらに、そうしたHOW TO本では、さも魔法のように「この通り( 方法を)なぞるだけで!」というように紹介されています。テクニック自体は間違っているわけではないけれども、実践しても成功することはできない。要するに、一般的なHOW TO本では、その方法を行うバックグラウンドや、なぜその方法が適切なのか、などのような本質を理解するところまで書かれているわけではないのです。

例えば、アダルトビデオで潮吹きを見ている場合、性器にあてがう手の動きや、潮そのものばかりを見ていても、何が大切かは分からない 。
手の動きを真似することはできても、潮吹きを成功させることはできないのです。実際に動いている以外の、例えば空いている手は何をしているか?そういったものが理解できなければ、そのテクニックを成功させることはできません。

物事の本質を知ろうとしない人は、「ちょっとかじっただけで 簡単に女をイカせられるテクニック」を求め、形ばかりをなぞろうとしています。それが、HOW TO本に関する大きな誤解となっているのです。

もっといえば、人間観察の基本的精神が理解できていて、探究心が旺盛であれば、他の人から特別なテクニックを教わらなくても、自分で方法を開発することすらできるようになります。そうなれば、もうセックスのノウハウを集めたマニュアルからも卒業できる筈です。

セックスの体位によってオーガズムに達する体位と気持よくない体位があるという誤解

セックスにおいて、体位というのは、あくまでも身体の状態のことを指します。
よく、正常位でないとイケない、バックはイキやすいなどを耳にしますが、単に好みであればいいのですが、“イキやすい体位 ”というのは大きな誤解があります。

セックスを楽しむという観点で、密着度などを高めるために体位を試すのはいいのですが、それはオーガズムに必要なものではないということを理解してください。

体位は挿入の際に選択する要素です。しかし、オーガズムは挿入だけで成立しているわけではありませんし、挿入の角度や男女の位置で、オーガズムを感じる子宮の感覚が変わるなどということもありません。ですから、どんな体位でもオーガズムに導くことはできるのです。

さらに、駅弁や金のシャチホコなどのような派手な体位も、エンターテイメントでは楽しめるかもしれませんが、感じる度合いに差があるわけでもありませんし、オーガズムに近いわけでもありません。

あくまでも、体位とは、挿入におけるプロセス、オーガズムへのプロセスでしかないということを理解してください。
ただし、プロセスは大切です。プロセスは、流れとも言い換えることができますが、いかにスムースにオーガズムへ導くことができるかは、この流れにかかっています。ですから、形だけをなぞる流れでは、一生オーガズムにたどり着くことはできません。相手の状態、気持ちなどを加味して、セックスのプロセスはくみ上げられるものなのです。
そうでなければ、単なるオナニーと変わりありません。

女性をオーガズムに導くのは、体位ではありません。本当に必要なのは 、これまで解説してきたとおり、心と身体の絶妙なバランス、その高みなのです。

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